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成人病からなぜ生活習慣病へ?

カプセル

高血圧や糖尿病といった各種の病気はこれまで「成人病」という分類に入れられていました。
しかし最近の社会では成人病という名前はあまり使われなくなり、その代わりに「生活習慣病」という名前が使われるようになってきています。
ではどうしてこのような名前の変化があったのかと言うと、最も大きいのは医学の進歩によって病気の原因の特定が進んできたことです。

そもそもこれまで成人病と呼ばれていたのは、病気の確たる原因がわからず「年齢を重ねることで体が変化して自然に起きる病気なのではないか」とされていたからです。
確かに年齢を重ねた人ほど高血圧などにはなりやすい傾向がありますから、こうした認識が出るのは自然なことだったと言えるでしょう。
ですがそれでは同じ年齢でも高血圧を抱える人と抱えない人がいるというのは非常に不自然なことです。

ではどうしてそうした違いが出てくるのかということについて研究が進められていたのですが、現代の医学ではその原因が生活習慣にあるということが明らかになったのです。
例えば運動不足や喫煙習慣、慢性的なストレスなど様々な要因が生活習慣病の原因と言われています。
それまで成人病と呼ばれていた病気たちは加齢によって自然に発症するのではなく、それまでの生活習慣の積み重ねが原因だったということが明らかになりました。
病気としても「成人したために発症する病気」を指す成人病という名前ではなく、「生活習慣の積み重ねによって発症する病気」を指す生活習慣病という名前が使われるようになったわけです。
実際に指す症状についてはほとんど変わっていませんが、この名前の変化は医療技術の進歩がよくわかる一つの例とも言えるでしょう。